ブログ開設1周年特集の最後のテーマです。キャッシュレスの支払い手段が増え、ポイント付与も複雑になるにつれて、お店での支払いの際に自分はどの方法で支払ったら良いのか悩むようになりました。支払い方法の候補を示して具体的に指示してくれるアプリがあるといいのに・・と常に思っています。
アプリを切望する理由
昔、キャッシュレス支払いにあまり選択肢がなかった時代は、どういう支払い方法が最適か悩むことはありませんでした。遠距離通勤だった筆者は、毎日早めに勤務先近くに到着し、コーヒーショップのモーニングコーヒーをEdyで購入するのが習慣でした。シャリーンという独特の音とともに、他のお客さんより短時間で支払いができるのが快感でした。
最近はあまりにもたくさんの支払い方法があり、お店も多様な支払いに対応しているので、何で支払ったらよいのか考えるのが悩みの種になっています。考えが決まらないままお店に入り食事していると、支払いが気になって落ち着きません。
考えを固めて、意を決してレジに向かってもその支払い方法がNGになることは度々あります。躓いてしまうと焦りから次に最適な支払い方法を見つけられなくなり、結果変な支払い方法を選択してあとから深く後悔することになります。ポイント払いのつもりだったのにクーポンを提示している間に当初の方針を失念し、電子マネーWAONで払ってきてしまったなどということはよくあることです。
支払い方法指示アプリを切望する理由は、最初から最適な支払い方法がわかっており、仮に失敗があってもアプリに表示された次の選択肢を的確に選べれば、レジでの不安を大きく減らすことができると思うからです。

アプリの出力内容のイメージ
例えばファミリーレストランのガストで800円の食事をしているとします。
アプリに表示してほしいのは以下のような情報です。
(店舗名:ガスト 支払い金額:800円 日付:2025年9月23日 のときの例)
画面出力内容
優先順位 | 支払い手段 | 支払い形式 | ポイント種類 | 付与率 | 付与金額 |
1 | 三井住友カードゴールド(NL) | スマホタッチ | V | 7.0% | 56円 |
2 | 楽天Pay | バーコード提示 | R | 2.0% | 16円 |
3 | グローバルポイントWallet | クイックペイ | Wallet残高 | 0.5% | 4円 |
必須なのは優先順位、支払い手段、支払い形式までの項目です。以降は参考情報です。
優先順位の3番目までを初期表示し、スクロールにより最大5つくらいまで表示できれば充分でしょう。
支払い手段にスマホアプリの決済方法を選んだ時、決済用アプリを起動できるとさらに便利ですね。
ただ、黙っていても自分の支払いたい方法が正確にアプリに表示されるようにするのは相当やっかいです。素人考えですが、利用者が何を入力して、アプリでは何をすればよいのかを推察してみました。
ユーザーが入力する内容
事前に準備する項目
アプリ利用開始時とその後状況が変わったときに利用者が自ら入力しておく情報です。
①店舗名と可能な支払い方法
ネット上から自動収集できるとなおよいですが、現実的には利用者が使う店に絞って自分で入力するほうがすっきりします。
同じクレジットカード払いでも、暗証番号での決済、カードタッチ決済、スマホタッチ決済などを区別するとたくさんのパターンを登録しなければならなくなります。
QR決済では残高払いなのか、ポイント払いなのか、クレジットカード払いならどのカードを使っているのかも区別が欲しくなりそうです。
②支払い方法ごとのポイント種類・ポイント付与率
支払い方法ごとに付与されるポイントの種類は何か、ポイントの付与率は何%かをあらかじめ登録しておきます。
③利用者の支払い方法希望優先順位(全体)
店舗ごとではなく、全体を通して利用者が優先したい支払い方法を登録しておきます。
例)1.三井住友カードゴールド(NL) スマホタッチ
2.エポスゴールドカード カードタッチ
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ただし、この内容はチャージ残高やポイント残高、キャンペーン有無などで変動するため、随時メンテナンスできる機能が必要です。
④各プリペイドカード残高、QR決済チャージ残高、(各ポイント残高)
支払うべき金額を払うことができるのか判定するために残高を登録しておきます。この内容も随時変更できる機能が必要となります。
⑤キャンペーン情報
ターゲットにしているキャンペーン情報を登録します。たいていは期間限定のため実施期間も登録し、支払い日と照合して対象となるようなら候補にピックアップします。
店舗限定のキャンペーンなどもあるため、アプリでの活用は簡単には行かないかもしれません。
支払い時に入力する項目
①店舗名
アプリ内に登録済みの店舗ごとの支払い可能手段の情報から、当該店舗分のみを抽出するのに使います。
②支払い金額
QR決済チャージ残高やプリペイドカード残高が支払いに不足しているとき、対象から除外するのに使います。
③日付(入力ないときは当日)
期間限定のキャンペーン等があるときに優先順位を上げるために使います。支払い時にアプリを使っている場合は基本当日が自動的に設定されればOKです。またキャンペーン対応の機能を付けないときは入力不要の項目になります。
アプリ内での処理
実際にはたくさんの細かな点への配慮が必要ですが、骨組みだけを単純化して書き出すと以下のようになりました。
①店舗名から可能な決済方法の情報を抽出する。
②プリペイドカード残高、QR決済残高と今回支払い金額を比較し、不足する場合は対象から除外する。
③各支払い方法のポイント付与率の情報を抽出し、付与ポイントを計算する。
④利用者の支払い方法希望優先順位の情報を抽出し、キャンペーン情報も加味して今回の支払い優先順位を決定、その内容を表示する。
なお、優先順位は必ずしもポイント付与金額の多い順とする必要はなく、極力利用者の希望に沿う形として、有利な支払い方法があるときには表示を目立たせるなどで注意を促せると良いと思います。
最後に
いかがでしょう?ほとんど妄想のような内容ですが、皆さんは同じような悩みや希望はありませんか。
今のところ筆者の望む機能を持ったアプリを見つけられていません。誰かが作ってくれるとうれしいのですが。
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