キャッシュレス生活に使うクレジットカードは、自分で使い方を明確に決めて使い分けている方もありますが、中にはただ何となく所有しているカードを使っている、どう使い分けてよいかわからない、という方もあるのではないでしょうか。そんな方に筆者がサブカードとしての利用が最適だと考えるリクルートカードを紹介します。もちろん筆者本人も便利に活用しています。
クレジットカードの役割分担
どんな時でも最大のポイント還元率となるようなクレジットカードがあればそれだけを所有すればよいのですが、実際には各クレジットカード会社がそれぞれ特徴をもったサービスを展開しているため、魅力のあるサービスがあちこちにあるというのが現実でしょう。その中では必然的に、魅力的なサービスだけに使うカード、メインに使うカード、どちらにも当てはまらないすき間で着実にポイントを稼ぐサブカードといった役割分担が発生します。何枚かのカードをうまく使い分けるとポイ活の効果が高められます。
リクルートカードのメリット
①手数料無料、年会費永年無料
筆者の絶対条件です。以前リクルートカードプラスという上級カードに申込みができ、2.0%という高い還元率が提供されていましたが現在は新規募集終了となっています。こちらは年会費が必要なカードだったので最初から筆者にとっては対象外。ノーマルのリクルートカードがおすすめです。
②コンスタントに高い還元率
リクルートカードの最大のメリットは通常の買物でのポイント還元率が1.2%とコンスタントに高い事です。年会費無料のカードでは還元率1.0%でも高い方に属しますが、リクルートカードはデビュー当初からこの上をゆく1.2%がキープされています。
③ポイントの使い方が3通り
リクルートポイントのまま使う、dポイントに交換して使う、ポンタポイントに交換して使うの3通りの使い方ができ、だれでも無理なく、無駄なく消化することができます。
④nanacoチャージに利用できる
クレジットカードでポイ活を目指す人にとって、税金や公共料金をクレジットカード経由で支払いなおかつポイントをゲットすることは1件あたりの金額が大きいためとても重要です。リクルートカードはnanacoチャージでもポイントが付与される数少ないクレジットカードの一つです。ただポイント付与の条件が変化してきているのでデメリットのところでも説明します。
⑤運営方針が信頼できる
デビューから時間が経つにつれて各種改悪が発生するカードが多い中で、1.2%の還元率をキープし続けていることは素晴らしいことだと思います。ポイント交換においても当初なかったdポイントが加わったりして利便性は高まっています。nanacoチャージの変更に関してはnanaco側の事情によるものと推測されます。
⑥券面がきれい
アルミを削ったようなヘアラインの背景に、虹のようにカラフルな小さな点が印刷されておりとても美しいです。なおタッチ決済ができるようになった2024年現在でも筆者の実カードにはカード番号がデコボコで表示されています。
画像はスマホ決済用のウォレットに表示されるイメージでデコボコの印字はありません。
リクルートカードのデメリット
特に大きな欠点はないと思いますが、強いてあげれば以下の点となります。
①ETCカード発行に手数料が発生する
Master・VISAブランドの時発行手数料1,100円がかかります。JCBブランドでは無料とされています。(2024年12月現在)
②nanacoチャージのサービスが縮小傾向にある
これはnanaco側の方針も絡んでいると思われるのですが、WEBでのnanacoチャージにリクルートカードを新規登録することができなくなっています。(セブンカードプラスのみとなった。)以前からリクルートカードを登録している場合のみ次のカード有効期限まで使えるという変更がされています。
またチャージでポイントが付与される金額が月3万円までに制限されるようになりました。さらにJCBブランドではポイント還元率が0.75%に減額されました。税金や社会保険料の高額支払にリクルートカードからチャージしたnanacoを使っていた人には痛い改定でした。
それでもiPhoneのウォレットからのモバイルnanacoチャージについてはまだセブンカードプラス以外でもチャージできるカードがあり、その際に限定的とは言えポイント付与のあるリクルートカードは魅力的です。
リクルートカードの有効活用方法
リクルートカードの活用法はコンスタントにポイントが1.2%付与されることを最大限に生かすことに尽きると思います。
ポイントアップショップ利用や年間利用額の条件達成で年会費無料カードの中にも1.2%を超えるポイントが付与されるカードがありますが、それはそれで可能なものは獲得し、これに当てはまらない支払いにリクルートカードを使用する・・サブカードとしての使い方が最も効率的と筆者は考えています。
ただそんな手の込んだことをしなくても1.2%あれば充分という方はリクルートカードオンリーでシンプルに使うことでもよいと思います。
持っていて損をすることはないカードだと断言できます。
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