電子マネーWAON関係のポイントが紛らわしくて困ってしまう話(WAONPOINTはチャージせずに使いたい)

電子マネー

イオンカードや電子マネーWAONの利用で貯めることができるポイントシステムは、イオン系のお店をよく使う人にとっては貯まりやすくてとてもお得なしくみですね。ただポイントにはいくつかの名称・種類があって区別がつきにくい上に使い方も微妙に違うため迷ってしまうことがあります。2024年9月以降はウェル活(ドラッグストアのウェルシアでお得な買い物ができるポイ活)にも大きな影響があって、違いを理解していないと失敗してしまう可能性があります。

実際どうなっているのか、公式サイトを見てもわからないことがあり、実験をしながら考えてみました。

1.名称の種類

公式サイトやWAONステーションなどで使われているものだけでも下記のようなポイントの名称があります。(2024年10月現在)

①WAONPOINT、WAONPOINT(センター預かり)

②電子マネーWAONポイント、WAONポイント、ドットマネー交換など他のポイントからの交換ポイント

 ①と②を合わせてセンターお預かりポイント

③WAONポイント(カード内)

④WAON・・・(チャージ未完了のもの)()内の表示はありません

⑤WAON・・・(WAONカード内の電子マネー残高)()内の表示はありません

2.ポイントの使い方

〇電子マネーWAONを使わず、イオンカードやWAONPOINTカードでポイントを貯め後の買い物でポイントを指定して使用する分にはとくに紛らわしいことはありません。1-①のWAONPOINTだけを使っていることになります。

〇電子マネーWAONを利用すると上記1-①~⑤がすべて関係してきます。

まず買い物で貯まるポイントはイオン系の店では1-①のWAONPOINT、それ以外の店では1-②のWAONポイントが貯まるとされています。他のポイントシステムからの交換ポイントや銀行のマイレージから移行するポイントはそれぞれの名前でワオンステーションやアプリに表示されますがこれらも1-②の仲間です。①は買い物時に直接使うことも電子マネーWAONにチャージして使うこともができますが、②は電子マネーWAONにチャージして利用することしかできません。

①②を電子マネーWAONにチャージするには、WAONステーションやアプリのポイントダウンロード機能で一旦③のWAONポイント(カード内)に変換します。この時のチャージの対象は、ポイント数を指定する(100ポイント単位または全部)ことはできますが①と②を区別したり特定の明細のみを指定することはできません。(新型ワオンステーションでは1ポイント単位で指定可能とサイトに書かれてあるのであとで実際に確かめてみます・・それでも明細の区別は不可と思われます)

その後ポイントチャージ機能で電子マネーにチャージし⑤のWAON残高となります。

④は電子マネーWAONチャージキャンペーンや古くはマイナポイントキャンペーンなどで付与されるもので、チャージはされていないがWAON残高そのものと考えられます。WAONステーションでは③とは別ボタンで、アプリではWAONダウンロード機能でWAONカードにチャージして⑤のWAON残高となります。

⑤は電子マネーWAONのチャージ残高そのものです。

3.1-①のWAONPOINTはそのまま残し、1-②のWAONポイントだけチャージしたい

〇電子マネーWAONを使用する場合でも、これまで(2024年8月まで)はポイントの貯まり方がややこしかったものの、特に区別せず、使うときはチャージできるものをすべてWAON残高にチャージしてWAONとして使うことであまり問題なかったと思われます。

〇ただ冒頭で書いたウェル活をするために1-①のWAONPOINTだけはそのまま貯めたいというニーズが発生してきました。ウェル活は以前はTポイント(2024年4月以降はVポイント)を保有する人にお得な買い物ができるしくみを提供するものでしたが、TポイントがVポイントに代わってしまったため、系列のポイントであるWAONPOINTに移行することになったのです。(2024年8月完了)(ウェル活については後日また詳しく投稿します。)

〇そこで1-①残し②を区別してダウンロードできないのかを実験してみます。

イオン銀行ATMで100ポイントだけ指定してポイントダウンロードを実行したところ、写真左→中→右のようにドットマネー交換の100ポイント(1-②に該当)がWAONポイント(カード内)(1-③)に移りました。

     

一見WAONPOINT(1-①)を残す目的が達せられたように見えますが、指定して移行したわけではなく、単に有効期限の近いものから移行することになっているのではないかと推察できます。ただ他のポイントシステムからの移行ポイントは有効期限が短めのものが多く、一方WAONPOINTの有効期限は長めのため、たいていはうまく行くのかもしれません。大雑把な移行になってしまいますが、100ポイント単位ならば移行ポイント数を調節することで1-②優先にできそうです。

〇1ポイント単位の移行が可能かも新型ワオンステーションで試してみました。

     

新型であれば、100ポイント単位ではダウンロードできず残っていた41ポイントを移行できました。ポイントダウンロードとポイントチャージの区別はなく、直接WAONにチャージされました。こちらを使えば有効期限の短い電子マネーWAONポイントのみをきっちりチャージに使うことができそうです。

4.まとめ

電子マネーWAON関係のポイントはむつかしいですが、意識して、ダウンロードするポイントとポイントのまま利用するポイントを管理すれば、今後のウェル活も何とかなりそうなことがわかりました。

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