キャッシュレスを実践する目的は人それぞれかと思いますが、筆者の場合は①いつかは現金をまったく持ち歩かずに済むようになりたいということ、②ポイ活によるメリットを最大限に享受したいということが主になっています。
では一体どこまでキャッシュレスで生活できるのか・・これを今後定期的に検証して行きたいと考えています。
何年も前からキャッシュレスを心がけてはいるものの、さすがに検証までしたことはなかったので今回が初めての試みです。
筆者の家庭のキャッシュレス方針
支出のほとんどは生活費のためキャッシュレスには家族の協力が欠かせません。筆者は妻との2人暮らしですが時間をかけて相談し、ようやく次のような形ができました。
・家計費の銀行口座での現金の入出金は一切行わない
・支払いは原則家計費専用のクレジットカード(複数あり)を使用、ただしポイ活の関係等で家計費以外のクレジットカードを使って家計費を支出したときには”借り”として、家計費のクレジットカードをこづかいで買うものに使った場合は”貸し”として家計簿に記帳する。こづかいのQR決済・プリペイドカードチャージ残高や自分のポイントを利用してこれを家計費で負担するときは家計費以外のクレジットカードを使用した時と同様に”借り”とする。
・どうしても現金でのやりとりが発生するときには、夫・妻のどちらかが各自のこづかいで立替え対応、やはり”貸し””借り”として家計簿に記帳する。
・毎月末日に家計費口座とそれぞれのこづかいの口座との間で”貸し借り”分を一括して振込にて精算する。(このためには日々の家計簿管理が欠かせません)(なお家計費・夫こづかい・妻こづかいとも同一銀行の口座があるため振込手数料は発生していません)
以上により、筆者の家庭は家計費口座だけに関しては一見100%キャッシュレスとなっています。
現金しか使えないケースはどれだけあるのか
では立替え払いの原因となっている現金しか使えないケースはどれくらいあるのでしょう。
主なものは以下のとおりでした。
①日常的に発生するもの
一部の食品スーパー・・安くて新鮮な野菜が買える店
一部の病院・・個人病院など、総合病院でも一定金額未満は現金というところもあり
一部の床屋・美容院・・キャッシュレスができるところへ行く方向か
一部の飲食店・・お店負担の決済手数料が高過ぎるためか、現状ではやむなし
証明書・コピー
②スポットで発生するもの
格安チケットショップ・・最近は利用頻度が減ってきた
自治会費
賽銭・お守り
祝儀香典
他者との精算(食事会・飲み会・実家の買物代行など)
旅行時の宿代・飲食店・交通機関・駐車場・レジャー施設など
他にもまだたくさんありそうです。
筆者の家計の直近4ヶ月のキャッシュレス化比率
以上のような状況の中で立替え払いも考慮した実態を集計してみると下表のような結果になりました。
年月 | 家計費総額 | 妻現金利用分 | 夫現金利用分 | 現金利用合計 | キャッシュレス合計 | キャッシュレス比 |
’24年7月 | 296,036 | 5,358 | 0 | 5,358 | 290,678 | 98.2 |
8月 | 372,411 | 7,721 | 0 | 7,721 | 364,690 | 97.9 |
9月 | 296,657 | 15,734 | 250 | 15,984 | 280,673 | 94.6 |
10月 | 359,749 | 4,701 | 3,600 | 8,301 | 351,448 | 97.7 |
若干説明が必要ですね。
生活のレベルが丸見えになってしまって恥ずかしいのですが、検証のためと割り切って家計費総額を表示しました。この金額には通常の買物や公共料金支払いなどのほかに、各種税金・社会保険料(源泉徴収分込)、損害保険料(貯蓄型のものは契約無し)、自家用車の維持費、2人分のこづかい等も含まれています。持ち家のため家賃はありません。ローン返済もありません。なお大規模リフォームや自家用車の購入といった大きな出費は家計費に含めていません。なので通常の生活のランニングコストにあたる費用をすべて集計した金額といった位置づけになります。
妻現金利用分を先に表示しているのは、妻の方が家計費を使う機会が圧倒的に多いためです。現金利用の内容は特定のスーパーでの買物がほとんどですが、9月はそれに加え健康診断費用や、家族のコストコ会員の買物に便乗させてもらった際の精算金などがあり通常より増えています。
夫現金利用分は印鑑証明書費用と健康診断費用、健康診断時の駐車場料金でした。自治体の証明書はセブンイレブンであれはnanaco払いができますが、ポイントもなく証明書分だけチャージすることもできなかったのでキャッシュレス支払いを断念したもの、駐車場料金はクレジット払い可能なところを選んだのですが精算機でクレジットカードが読み込めずあえなく失敗したものでした。
まとめ
筆者の家計のキャッシュレス化比率は特殊要因で若干下がることもありますが毎月概ね98%前後であることがわかりました。ここのところ”新たにキャッシュレスができるようになった”というものがあまりないため比率を上げてゆくにはこまめな努力が必要になりそうです。筆者の家庭の場合はまずは安くて新鮮な野菜をキャッシュレスで買える店を探すことが最大の課題です。
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