三井住友カードによるⅤポイント運営会社子会社化に期待すること

ポイ活
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2025年10月~11月にかけて、ポイ活やキャッシュレス関連の話題としては将来の予定の発表が目立ちました。まず三井住友カードがVポイント運営会社を子会社化する件から考えてみました。

発表内容の要点

発表日:2025年10月3日

発表者:株式会社三井住友フィナンシャルグループ
    三井住友カード株式会社
    カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
    CCCMKホールディングス株式会社

要点:2025年3月末を目途に三井住友カードが CCCMKホールディングスの株式を追加取得し、三井住友カードの子会社とする。最終的にCCCMKホールディングスの資本構成を「三井住友カード55%:三井住友フィナンシャルグループ 25%:CCC20%」とする。

2026年4月以降にCCCMKホールディングス株式会社はVポイントマーケティング株式会社に社名変更する。

 ↑ニュースリリース資料より

具体的な取り組み

発表内容には企業活動としての目的・取り組みも列挙されていますが、利用者にとって具体的なものは次の1点に絞られるように感じます。

「V ポイントアプリ」と「V ポイント Pay アプリ」を統合し、SMBC グループのデジタルサービス「Olive」や「Vpass」等との連携を強化し、各種機能やサービスの利便性・品質の向上をはかる。

今までのVポイントの問題点

Vポイント関連のサービスは、TポイントとVポイントを何とか合体させた形であることも理由の1つですが、いくつかの不便な点が残ったままでした。筆者が感じているのは下記のような点です。

ポイントがあちこちに分散する:

Tポイントが貯められるTカードはもともと提携先の企業ごとに発行されるのが普通であったため、1人が何種類ものTカードを所有しポイントがバラバラになっていました。

Vポイントとなっても、これを取りまとめるような機能は筆者が知る限り今のところ存在しないと思われます。

サービスが複数のアプリで重複している・使いたい機能入り口がわかりにくい:

例えばポイントの利用という観点から言うと、VポイントPayアプリとVマネーの2つがあり、何のために、どういう使い分けを想定しているのかがわかりにくいということがあります。

筆者はVプリぺというプリペイドカードにチャージして使うことが多いのですが、チャージのたびにどのメニューから入ればよいのか迷い結果とても時間がかかってしまいます。

Vポイントを支払いと同時に消化できるアプリがない:

楽天ポイントやdポイントと異なり、Vポイントはクレジットカード払いの際に自動的に消化できる機能がなく、一旦プリペイドカードにチャージすることが必要なためチャージ残高を常に意識しなければなりません。

またポイント払いのときには、ポイントカードを提示した上でどれだけ使うかを申告しなければなりません。

ポイント明細が確認しづらい:

同じポイント明細・ポイント履歴といったメニューから確認しようとしても、例えば三井住友銀行アプリとVポイントアプリでは表示される内容が違うなどわかりにくく感じることがあります。(もしかすると最近この点は改善済みかもしれません)

ただVポイントアプリには度々予期せぬログインを求められることがあり、明細確認をあきらめてしまうこともあります。

期待すること

これまでSMBCグループとカルチャーコンビニエンスクラブ双方の合意がなければできなかったことが、SMBCグループの主導でできるようになるのですから、筆者は特に以下の点が実現することを期待したいと思います。

①カードとポイントのとりまとめ(Vポイントカードの一元化)

楽天ポイントカードやWAONPOINTカードではすでにできていることですが、自分が所有しているVポイントカードが一元的に把握できて1枚のカードにポイントを集約したり、今後も使うカードと不要なカードが判別できるようになると無駄なくポイントが利用できてよいと考えます。

②ポイントを支払いと同時に(申告なしで)使用できる機能の開発

今回アプリに手を入れるのですから、クレジットカード払いの際にポイントを自動的に消化できる機能を加えてほしいです。

先にPayPayポイントとVポイントの相互交換が検討されている旨の発表がありましたが、両方が実現すればPayPayポイントも格段に消化しやすくなります。

OliveのリアルカードでPayPay支払いができるようになるかも知れないと想像していますが、Vポイントも同じくOliveのリアルカードで消化できるようになるとスマホを使いたくない筆者にはベストです。

③アプリの機能をわかりやすく・使いやすく整理する

これは正に今回発表の中の取り組みで述べられていることなので、確実に対応されることと想像します。

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