ブログ開設1周年特集の第2弾です。筆者はなるべくQR決済を使いたくないです。ですが貯まったポイントを有効に使うためQR決済を利用することは頻繁にあります。数あるQR決済の中で筆者が最も使いやすいと考えているそれはこの1年間で変わることはありませんでした。
QR決済に求めるもの
現時点で一般的なQR決済の使い方は、チャージをして残高で支払うのが主流になっている気がします。しかしその方法では仮に支払いと同時にポイントが利用できても、チャージ残高は何らかの金額が残ったままになる可能性が高いです。数種類のQR決済を併用していれば、残高もそれぞれに残ることになりますね。
ポイントを残高にチャージしなければ利用できないQR決済もあります。しかもチャージ単位が1円単位でなかったりします。これだとポイントもチャージ残高も残ってしまいがちになります。
筆者は、ポイントがクレジット払いと同時に使用できることを重視しています。ポイントがある間はポイントが消化され、不足したり無くなればクレジットカードから支払われるのでポイントやチャージ残高を気にせず安心して使えるからです。
また複数端末でIDを共有できるかどうかも使い勝手に大きな影響があると考えています。共有ができればポイントや残高がバラバラに存在することがなく、すっきり管理できるからです。
代表的なQR決済の現状
では各QR決済の現状はどうなっているのでしょう。
筆者の調査不足や今後の変化があるかもしれませんが、ポイント消化方法と複数端末でのID共有は概ね下表のような状況と思われます。
QR決済手段 | 利用ポイント | クレカ払いと同時 | 残高払いと同時 | 残高にチャージ | 複数端末でIDを共有 |
PayPay | PayPayポイント | × | ○ | × | ○ |
d払い | dポイント | ○ | ○ | × | × |
auPAY | Pontaポイント | × | × | ○(100Pから) | ○ |
楽天Pay | 楽天ポイント | ○ | ○ | ×(ポイント払い瞬間チャージあり) | ○ |
AEONPay | WAONPOINT | ○ | ○ | ○ | × |
FamiPay | ファミマポイント | × | ○(ファミリーマートのみ) | × | × |
ゆうちょPay | ゆうちょPayポイント | △銀行残高払いと同時 | × | × | × |
筆者が一番使いやすいと思うQR決済
クレジットカード支払いと同時にポイントが消化できるQR決済は筆者が日頃使いする中では3種類のみでした。またIDを複数端末で共有できるQR決済は意外に少なく、またあまり知られていない気がします。
独断と偏見による評価ではありますが、筆者が使いやすいと感じるQR決済の順位は以下のようになりました。
第1位:楽天Pay
楽天Payはクレジットカード払いのときでも楽天ポイント、楽天キャッシュの同時利用が可能で、1円単位でしかもポイントとキャッシュの優先順位の指定までできるので使い方の自由度が高く、困ることはまずありません。
複数のポイントカードを1つのIDで管理する機能も、楽天Payができる前から楽天IDの管理方法として用意されているため、筆者は楽天IDを1つしか所有せずに済んでいます。
しかもこのまとまったポイントが複数端末の楽天Payで共有・利用できるのでとても便利です。
たくさんの種類のQR決済があるなかで、筆者が重視する2つのポイント(クレジットカード払いでポイント同時利用と複数端末でID共有)の両方を満たしているのは意外にもこの楽天Payだけです。これが使いやすさ第1位に選んだ理由となっています。
楽天PayはQR決済の主流になってもっと利用者が増えてよいと思うのですが、アプリの機能とは別に(加盟店手数料の高さが原因なのか)利用できる店舗が割と少なかったりするので環境面も整わないといけませんね。
そういう意味では、今回は主に機能面からQR決済を評価しましたが、本当に使いやすいかどうかはもっと多くの面から評価する必要がありそうです。

第2位:d払い
d払いはクレジットカード払いと同時にdポイントを消化することが可能で、利用するポイント数も1ポイント単位で指定できます。ただポイントカードは1枚のみしか指定できないため、過去にたくさんのカードをつくり、今もバラバラにポイントが貯まっていく人にとっては若干不便です。dポイントクラブ会員統合という機能があるようなのですが、ちょっとハードルが高そうです。
筆者はポイントカードがまとまっていないので、d払いを複数端末で同じIDで使うことはしていませんが、別の端末でログインすると元の端末のログインが解除されるとのことなので、同時利用は想定されていないようです。(それぞれで毎回ログインしなおす手間をいとわなければ2台で使うことは不可能ではないとも言えます。)

第3位:AEONPay
AEONPayはクレジットカード払いと同時にWAONPOINTを利用できることは評価できますが、指定できるカードはイオンカードのみでしかも1枚のみという制限があります。ポイント利用も数量を指定しようとすると100ポイント単位になってしまうところが少し不便です。
一方、ポイントカードに関しては必要充分な数のカードをまとめることができる機能があります。(今後も複数のポイントカードを使い続ける人はあまりいないと思いますが、過去に分散したポイントを無駄なく使うことができそうです。)
同じIDを使って別の端末でログインすると元の端末の設定が初期化されてしまうので、複数の端末で利用することは想定されていない模様です。

今後の展望・期待
まだまだチャージ型のQR決済利用が多いように感じますが、筆者にはそれがなぜなのかピンと来ません。クレジットカード払いをしたくない人が多数派なんでしょうか。1種類のQR決済のみ利用するのであれば何とかなるのかも知れませんが、いくつか使い分けるなら残高が残らない方がよいことは明白です。残高払いが前提でないQR決済が増えてほしい、いやいずれそうなるのではないかと期待しています。
また今回のテーマとは直接関係ありませんが、お店に掲示されたQRコードを読み取って金額を手入力する決済がなくなるとうれしいと思っています。間違いが起こりやすいですし、レジでもたもたしたくないからです。
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