2025年6月2日、三菱UFJカードの新ポイントプログラム稼働と同時にポイントが利用できるツールとしてグローバルポイントWalletアプリがリリースされました。早速使用を開始すると、使い勝手について少しずつわかってきました。
ダウンロードと設定
グローバルポイントWalletアプリを使う前の準備は以下のような手順でした。
①アプリをダウンロードして会員登録
②グローバルポイントとの連携を登録
③チャージに使うクレジットカードの情報を登録(クレジットカードからのチャージと銀行口座からのチャージはどちらかしか登録できません。)
④ApplePayにバーチャルプリペイドカードを登録(アプリからでもiPHONEのウォレットからでもできます。筆者はアプリから登録しました。なおAndroidユーザーはGooglePayへの登録となります。)
クレジットカードチャージとキャンペーンによる残高付与
登録したクレジットカードから2,000円をチャージすることで1,000円分の残高を付与するキャンペーンが開催されていました。早速チャージし、翌日には残高が増えていました。
またグローバルポイントからのチャージもスムースにできました。100ポイント=500円からチャージできます。ポイントがあまり貯まらないカードでは1ポイント単位で使えないと困ることが多いのですが、三菱UFJカードの新ポイントプログラムでは毎月勢いよくポイントが貯まりそうなので問題ありません。

利用を開始

環境が整ったところで早速利用を開始しました。
スマホでクレジットカードのタッチ決済でもクイックペイとしても使える、ネットショッピングでも使えるとの触れ込みですが、様々な使い方を試行してみることでそれぞれの利用可否がわかってきました。この結果を支払い手段別に整理すると下記のようになりました。
- クレカスマホタッチ決済 ○ (画像のバーガーキングは一例)
- クイックペイ決済 ○ (画像の松のやは一例)
- ネットショップの支払い登録 楽天会員 ○、 Amazon ○、 YAHOO ○(YAHOOウォレットは×)
- モバイルオーダーの支払い登録 マクドナルド ○、 松屋 ×、 バーガーキング ×、 ドミノピザ ○
- 飲料自販機アプリ ジハンピ ×、 COKEON ×
- QR決済へのクレジットカード登録 楽天Pay ×、 d払い ×、 PayPay ×、 TOYOTA wallet ×
- ApplePayで電子マネーへのチャージ モバイルsuica ×

クレカスマホタッチ決済・クイックペイ支払い・ネットショップ支払いで利用可能とする看板に偽りはありませんでしたが、一般のプリペイドカードの感覚でいると意外に制限がありました。
筆者にとってはQR決済への登録が全滅だったのが痛いです。
suicaチャージもできると利用範囲が広がりますね。ほかの電子マネーは、可能性は極めて低いもののチャージが成功して残高が残ると困るので確認はしていません。
なお松屋のモバイルオーダーだけはNGのままのほうがいいと思います。本体カードのいつものお店に加わっているので、グローバルポイントWalletで支払ってしまうとスペシャルポイントが受けられずトラブルになるかもしれません。
チャージ・QR決済カード登録に関しては基本的に封印してるのでは
他のネット上の情報にもあたってみましたが、電子マネーや他のプリペイドカードへのチャージ、QR決済へのクレジットカード登録は成功している例が見当たらず、基本的に不可とする仕様になっているものと思われます。
モバイルsuicaにチャージできるプリペイドカードは他ではそれなりにあります。またQR決済についても楽天Payとd払いのどちらかだけでもよいので対応してほしいものです。なお三井住友陣営のVポイントPayはいずれも可能です。
ポイントでチャージしてクレカタッチ決済とクイックペイ決済ができるだけでも、以前のグローバルポイント利用方法と比較すると飛躍的な進歩ではあるのですが、三井住友グループに負けないよう、もうひと頑張りを期待しています。
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