キャッシュレスでスマホを使うことはとても便利ですね。今あらゆることがスマホでできるようになってきて、サービスの提供側もその方向に誘導しようとしているように感じます。ただあまり集中してしまうとスマホに何かあったとき途方に暮れることになります。筆者はキャッシュレス派ですがスマホを財布代わりにするのは不安が大きすぎるため使いみちをかなり絞っています。
現金派とキャッシュレス派を独断で3種類に分類
①現金派・・財布に現金を入れて持ち歩くタイプです。
②キャッシュレス・カード派・・電子マネー・クレジットカード・プリペイドカード・ポイントカードなどの現物を持ち歩くタイプです。
③キャッシュレス・スマホ派・・QR決済を多用するとともに、電子マネー・クレジットカード・プリペイドカード・ポイントカードをスマホに格納して使うタイプです。QR決済・電子マネーなどにチャージ残高があります。
共通のリスクとその影響度
①紛失・・落とす、どこかに忘れるということはどのタイプにもあり得ます。
②盗難・・現金・カードの盗難とスマホの盗難では盗む側の目的が違うかも知れませんがやはりどのタイプにもあり得ます。
現金派は見つけ出す以外に対応法はありません。一方キャッシュレス派(カード派・スマホ派とも)はクレジットカードを利用停止にしたり、残高をオンラインでキープするなどで被害を最小限に抑えられる可能性があります。
キャッシュレス・スマホ派特有のリスク
現金派、カード派と比較してスマホ派のリスクには以下のようなものが加わり、依存することには大きな不安があります。
①一度に失うものが大きい・・紛失・盗難などの際、電子マネー・QR決済残高・プリペイドカードなどの残高を一度にすべて失う可能性があります。筆者もnanacoで税金支払いをする際などは20万円を超える残高になることがあります。
②銀行・証券会社・クレカなどの情報(アプリ&WEBサービス)が漏れる・・財布にはない機能です。スマホではログインされてしまうと振込や売買など勝手にされてしまう可能性があります。見られるだけでもイヤですよね。
③環境に影響される・・電波の不調や充電切れなどで必要な時に使えないリスクがあります。MVNOを使っていると昼時や夕方が危険です。
④故障することがある・・落下や水没、ハードウエア不調などの故障で使えなくなるリスクがあります。筆者のiPHONEは2度もNFCアンテナが壊れたことがありタッチ系が使えなくなりました。
⑤修理に出せない・・スマホが壊れたり、電池交換が必要になったりといったとき、再起動チェックのためにパスキーを修理業者に教えなければなりません。予め変更しておくのですがそれでも銀行アプリ・クレカアプリなどではそのキーで動いてしまうものがあります。残高が多い口座を持つ人などは不安で修理に出せません。
筆者の対策(キャッシュレス・カード派+限定的スマホ派)
筆者は基本的にキャッシュレス・カード派です。その日必要なカードのみを持ち歩くことにしています。しかし一部スマホでしかできない機能についてはスマホを利用することがあります。そのために以下のような点に注意して実行しています。
①残高に関して
電子マネー、QR決済残高は日ごろ極力0円に近い状態をキープし、チャージは使用の当日または直前に、使用する予定額だけ行うようにしています。
②タッチ決済に関して
ウォレットへのカード登録は本クレジットカードではなく、なるべくバーチャルカードやプリペイドカードに限定するようにしています。
三井住友カードのコンビニ・飲食店でのポイントアップはスマホタッチ決済優遇で困った問題ですね。我慢して使わないのがベストなのですが、手が出てしまうことがあります。
③アプリのログイン情報に関して
出先で必要なもの以外はダウンロードしない、利用しないことにしています。
④スマホ利用の全体的な方針について
筆者はスマホを使う目的を、キャッシュレスに関してはQR決済やクレジットカードのキャンペーンでポイントを稼ぐことと、そのポイントを無理なく無駄なく使い切ることのみに限定するようにしています。
それでも便利さの誘惑に勝てないこともありますね。完璧にはできませんが常にリスクを気にすることはやめない方がよいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント