ポイントアップ対象店舗分のポイント付与実例(三井住友カードゴールド(NL))

ポイ活
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対象の店舗利用でのポイントアップを謳ってクレジットカード会社の競争が激化していますが、皆さんはうまく利用できていますか?どう使ったらよいか考えるのも大変ですが、ルールどおりにポイントがきちんと付与されているかも気になります。今回筆者の三井住友カードゴールド(NL)で実際に付与されたポイントを確認してみました。

ルールについて

三井住友カードゴールド(NL)を含む三井住友カードの指定カードは、対象のコンビニ・飲食店で最大7%、さらに家族ポイント、Vポイントアッププログラムを加えて最大20%のポイント還元となる魅力的なサービスを提供しています。変更もたびたびありそれぞれの時点での情報を正しく把握するのが難しいですが、内容をおさらいしておきます。

①対象の店舗

コンビニ:セブン、ローソン系、ミニストップ、セコマ、ポプラ系など

飲食店 :マック、モス、ケンタッキー、すき家等ゼンショー系の一部、ガスト等すかいらーく系の大部分、サイゼリヤ、ドトール・エクセルシオール、かっぱ寿司など

その他 :USJなど

対象の店舗は増殖中です。

②タッチ決済で最大7%還元

通常ポイントが0.5%、カードのタッチ決済で+4.5%(2024年12月31日まで)、スマホのタッチ決済で+6.5%となっています。

なお2025年1月以降利用分からカードタッチ決済は+1.5%に変更になりました。

③家族ポイント

2親等以内の対象カード保有者を家族として登録すると1人につき1%、最大5%ポイントアップ、登録可能な家族は9人まで。家族も同じだけポイントアップします。

④Vポイントアッププログラム

アプリログイン+1%Oliveアカウントを保有し、三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリに月に1回以上ログイン
選べる特典+1%Oliveアカウントの選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」を選択
Oliveアカウントランクが一般またはゴールドランクの場合は最大+1%、プラチナプリファードの場合は最大+2%となる
SBI証券最大+2%SBI証券口座を保有し、SBI証券Vポイントサービスに登録のうえ、対象の取引を実施
住友生命最大+2%「Vitalityスマート for Vポイント」に加入のうえ、Vitality健康プログラムを実施
外貨預金最大+2%Oliveアカウントを保有し、三井住友銀行で外貨の取引を実施
住宅ローン+1%Oliveアカウントを保有し、三井住友銀行で住宅ローンの取引を実施
三井住友カード/モビット カードローン最大+3%三井住友カード カードローン premium/plusまたは、モビットカードローンの返済方法を、保有するOliveアカウント契約口座での引き落としに設定

最大で8%という限度があります。

2025年2月から円預金残高での期間限定ポイントアップ、外貨預金の条件変更などが予定されています。

購入実績とポイント付与

筆者の11月、12月のポイントアップ対象店舗分の支払い実績は次の通りでした。

購入日店舗支払方法カード金額
2024/11/4マクドナルドスマホiD本人250
2024/11/9セブンイレブンカードタッチ家族375
2024/11/28ケンタッキーカードタッチ本人1100
2024/12/10ガストスマホタッチ本人480
2024/12/19サイゼリヤスマホタッチ本人650
2024/12/26サイゼリヤスマホタッチ本人1200

一方、こちらが筆者の12月のポイントアップ対象店舗分のポイント付与実績です。(合計121ポイント)

両者を見比べてみても、どの支払いがどのポイントになっているのかは一見しただけではわかりません

ポイント検証

そこでいくつかの前提条件のもとに試算することとしました。

・Vpassアプリ上表示された最大還元率は月初頃は11.5%、月末11%だったように記憶しているが、公式サイトの説明では”毎月1日から末日までの利用金額に対して、当月末時点の情報で判定した還元率をもってポイント付与する”とされているため、筆者の当月分は11%が採用されていると考えられる

・加算分のポイント付与日は請求日の2ヶ月以内とされているが、早めには付与されている。ただ未請求分まで付与されるとは考えにくいのでおそらく11月分のみか(タッチポイントが4.5%のものしかないので、12月に集中しているスマホタッチ6.5%のものはは含まれていないもよう)

・付与ポイントは1支払い200円単位に丸めて個別に計算されている

家族ポイントは本人を含めて登録4人で3%

Vポイントアッププログラム分はアプリログインの1%

・通常ポイント分(0.5%)はポイント付与日が異なるので別途付与される

以上によると今回の支払いに対するポイント付与率は最大9%となります。(スマホタッチ決済がなかったため)

内訳計算結果は下表のようになりました。

購入日店舗支払方法カード金額丸め後4.5%3%1.5%1%
2024/11/4マクドナルドスマホiD本人2502009632
2024/11/9セブンイレブンカードタッチ家族3752009632
2024/11/28ケンタッキーカードタッチ本人1100100045301510
合計1725140063422114

タッチポイント4.5%分はぴったり一致します。

家族ポイント分3%は2行に分割されて付与されていますが合計は一致します。ただ本人利用分と家族利用分で分かれているのか、iD決済分とカードタッチ分で分かれているのかは不明です。どちらも可能性はありそうです。

Vポイントアッププログラム分1%は、個別に計算すると14ポイントとなり付与の16ポイントと一致しません。16ポイントとなり得るのは、①このときだけ1利用ごとではなく合計金額1,725円を200円単位に丸めた1,600円をもとに計算された、②11月上旬の2件だけは1.5%で計算された、の2つが考えられますが確証はありません。

以上、一部不明点はありましたがおよそのポイント計算は表記通りされていることが確認できました

なお理論上のポイント付与率は9.0%ですが、支払額総額に対する実際のポイント付与率は

(121+7)/1,725*100≒7.42% となりました。(通常ポイントを含む)

まとめ

検証の結果大きなポイント数のずれはなさそうに思われますので、今後はあまり気にせずお任せにしておいてもよさそうです。ですが利用者としては都度の支払いに対する総付与ポイントを知りたいにもかかわらず、実際はポイント付与項目ごとに計算された上で1ヶ月分合算されているため、正しいかどうかを自分で確認することはかなり困難と言わざるを得ません。できれば分かりやすくしてほしいものですね。

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